高速料金は格好の経費削減対象になっている

深夜割引を待つトラックの車列は割引率が5割に拡大された昨年10月以降、都市部周辺の高速道路で目立つ。中日本高速道路によると、東京料金所に近い海老名SAや港北パーキングエリア(PA)では、30台以上のトラックが路肩に違法駐車する「異常事態」という。

一般のドライバーからは「本線に入るため加速しようにも、トラックで車線が狭まり、ぶつかりそうになる」と不安の声が上がる。神奈川県警は平日深夜の巡回を増やし、一晩で約60台を移動させることも。中日本高速道路の長谷川周三広報担当部長は「高速料金を削りたい気持ちはわかるが、危険な行為。事故が起きてからでは遅い」と訴える。一方、全日本トラック協会によると、2008年に倒産した国内の運送会社は、前年の倍以上となる333社。景気悪化の荒波にさらされる業界にとって、深夜割引を利用できる高速料金は、格好の経費削減対象になっている。

兵庫県三木市の運送会社は昨年秋以降、運転手30人に「会社のために深夜割引を使え」と厳命している。受注は減り続けているが、月額700万円を超えていた高速料金は割引利用で約450万円まで圧縮でき、社員の給料カットを回避する一助になった。運転手60人を抱える名古屋市の運送会社は、「深夜割引が始まるまで料金所を出るな」と指示しているという。幹部は「生き延びるためには、違法駐車でも待つしかないんだ」と話した。

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